日本に大きな災害をもたらした台風は9月以降に多い事を知っていますか?
秋の台風は、夏の台風とは違う災害が大きくなりやすい特徴があります。
特徴1 本州を直撃しやすいコース
台風は太平洋高気圧の縁に沿って北上します。秋になって太平洋高気圧の勢力が弱まると、台風の通り道となる太平洋高気圧の縁がちょうど本州付近となり、台風が本州を直撃しやすくなります。
特徴2 速いスピード
秋は偏西風が本州付近まで南下しているため、偏西風に乗りやすく、夏の台風に比べ本州付近を進むスピードが速くなります。スピードが速いと、台風の右側では台風そのものの風に加え、移動の速さも加わり、風がさらに強まります。
特徴3 秋雨前線とのダブルパンチ
9月は秋雨前線が本州付近にあります。この影響で、台風接近前から暖かく湿った空気で秋雨前線が刺激され、大雨になることがあります。秋雨前線と台風で大雨が続き、大災害が発生しやすくなります。