<安全回覧:7月>人食いバクテリア急増!


★人食いバクテリアとは?

劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)という、手足の壊死や敗血症などを引き起こし、致死率が30%に及ぶと言われている感染症です。

主な病原体とされるA群溶血性レンサ球菌(溶連菌)は、私たちの身の回りに普通に存在する菌で、一般的には急性咽頭炎(のどの風邪)などを引き起こすことで知られています。

しかし、非常にまれに劇症化し、劇症型溶血性レンサ球菌感染症が引き起こされます。

まるで人体が感染によって食い荒らされているような様子から「人食いバクテリア」という俗名で呼ばれています。

★予防方法は?

飛沫感染・接触感染で感染します。
接触感染については、ケガをした際などに傷口から菌が入り込まないように、清潔な手で絆創膏などでしっかり保護をして直接接触しないように注意しましょう。

そして、傷口が治るまでは、プールや川など、細菌の感染が起きやすいところに入るのを避けた方が良いかもしれません。

飛沫感染は、うがい・手洗い・マスクなど従来より推奨されている感染症対策を心掛けることで予防することができます。

必要以上に怖がらず、引き続き感染症対策を行っていきましょう!

★早期受診がカギ!

短時間で急激に悪化するため、早期の受診が必要です。

受診の目安としては、次のようなものがあります。

①急速に広がる皮膚の赤みや熱感・腫れがある
②痛みの程度が強い、または赤みのある部位を超えた痛みがある
③意識がはっきりしない

 いつもとは比べ物にならないほどつらいなど

様子がおかしい場合には、ためらわずに受診してください。

 

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