2018年、関東では統計上最も早い梅雨明けに加え、
連日の記録的猛暑により熱中症のリスクが高まっています。
熱中症による搬送者は7月15日の時点で9,956人となっており、
過去10年で最悪だった2013年(搬送者数58,729人)を
上回る可能性があるとも言われています。
【2018年 夏の気象と暑さの傾向】
8月は、広範囲で『厳重警戒』ランクになると言われています!!
≪8月≫
※広い範囲で『厳重警戒』。
各地とも、日によっては『危険』ランクになる可能性があります。
≪9月≫
※関東内陸部や山梨県で『警戒』。
各地とも、日によっては『警戒』や『厳重警戒』ランクになる可能性があります。
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【*知ってますか?『かくれ脱水』*】
かくれ脱水とは?
脱水症になりかけているのに、
本人や周囲がそれに気が付かない為、
有効な対策がとれていない状態のことを『かくれ脱水』と呼びます。
脱水症はさまざまな状況で起こり、
その前触れとなる『かくれ脱水』はいつでもどこでも起こります。
なかでも注意したいのは
①屋内 ②夜間 ③運転中 という3つのシチュエーションです。
【屋内】
脱水症の多くは実は屋内で起こります。
ことにマンションのように気密性の高い集合住宅では風通しが悪くなり、
かいた汗が蒸発しにくく、体温が下がりにくいため熱中症のリスクが上がるのです。
【夜間】
夜間も熱中症の危険度が高まります。
ことに熱い季節のコンクリート製の住宅では、昼間にコンクリートにこもった熱が夜間に放熱されるため、気温が上がりやすくなります。
それなのに『夜、トイレに起きたくないから』と水分摂取を控えると、
発汗が増えて脱水症になりやすいのです。
【運転中】
運転中に熱中症になることもあります。
運転に限らず、熱中症には『物事に集中しすぎるとリスクが上がる』という側面があります。
物事に集中しすぎると水分補給が疎かになりやすいからです。
さらに運転中はトイレに行く回数を減らす為に水分を制限しがち。
窓を閉め切ると風通しが悪くなって汗が蒸発しにくいため、体温も上がりやすくなります。
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◆職場で熱中症にならないために、脱水症をいち早く予防しましょう!◆
熱中症予防の基本は脱水症の予防。
そのためには外的な予防と内的な予防があります。
外的な予防は、脱水症を起こしやすい環境の改善。
内的な予防は脱水症に対する防衛体力を養うことです。