**『サルコペニア』??**
『サルコペニア』という言葉を
耳にしたことはありますか?
聞き慣れない言葉かもしれませんが、
筋力が低下して転倒・骨折を
招くおそれもあることから
注意が必要な症状です。
年齢を重ねるとともに
筋力は低下していきます。
特に、昔に比べて
身体をたくさん動かさずにすむ
便利な社会になったことから、
身体の老化が早まることが危惧されています。
一般の人に比べ著しく筋肉量が減少し
筋力が低下する症状を
『サルコペニア』と言います。
*2つ以上チェックが入ったら要注意!
□ 同世代の同性より、筋力が弱い方だと思う
□ 片足で立つと、15秒ほどでふらついてしまう
□ 重いものを運んだり、たくさん歩いたりしないほうだ
□ 膝や腰などに痛みが出ることがある
□ 過去1年間に転倒したことがある
***『サルコペニア』を予防するには?**
『サルコペニア』の予防には、
筋力トレーニングでなるべく筋肉量を
維持することが推奨されています。
また、たんぱく質やビタミンD、
アミノ酸などの栄養素を
ふだんの食事でとることが大切です。
きついと感じない程度の、
たとえば腕立て伏せや腹筋・背筋の
運動を習慣化できれば理想的です。
しかし、それはなかなか難しことなので、
ここでは『サルコペニア』予防につながる、
簡単な運動プログラムをご紹介します。
自宅や職場で少しの時間でも良いので、
ぜひやってみてください!
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椅子に姿勢よく座り、かかとを地面につけたまま、
ゆっくり10~30回程度、つま先を上げ下げします。
椅子に姿勢よく座り、
両手のひらを片方の膝に置きます。
息を吐きながら、
両手は膝を押すように、膝は胸に近づけるように、
5秒間ほど力を入れて維持します。
反対側も同様におこないます。
左右5~10回ほど繰り返します。
手のひらを強く押し合いながら、
5秒ほどかけて、左に動かします。
同様にして、右に動かします。
左右5~10回ほど繰り返します。
両手を胸の前で組み、
図のように、左手は左に右手は右に、
5秒間ほど引っ張り合いをします。
5~10回ほど繰り返します。
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日頃からこまめに歩くとともに、
歯磨きをする時などに
1分間ほど片足立ちをして、
からだの機能を維持する工夫もおすすめです。